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【特集】資産運用とボラティリティの高さには要注意

最終更新日 2024年4月25日 by degicame

「おすすめの資産運用方法を知りたい」
「株式会社ゴールドリンクの純金積立の可能性は?」
「ボラティリティについて詳しく知りたい」

人生100年時代といわれるようになり、平均寿命も依然として右肩上がりを続けています。
100歳以上の高齢者も珍しくなくなり、超高齢化社会は既に到来しており今後の社会のあり方をどのように推移させていくのかは喫緊の課題であり、世界中の関心を集めているのも事実です。
現在の日本の年金制度や現役世代の保険料支払を財源にするメカニズムを採用しているので、これ以上の社会保険料増加に耐え切れなくなる日がくるのは目に見えています。
また高齢になると様々な疾病に罹患するリスクが高くなり、病院や介護などを利用する機会が増えてくるわけです。

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株式会社ゴールドリンクは現在の日本をどう見る?

この事象はマクロの視点で見れば、健康保険財政の逼迫につながり、現実に日本の医療保険の負担額は年間30兆円を超えています。
つまり従来のような社会保障体制は制度のほころびや破綻が目に付くようになり、老後の生活のあり方に根本的な変更を迫りつつあります。
年金だけに依存しない老後の生活保障のあり方については、2000万円問題に象徴されるように資産運用に注目が集まっています。
現役時のたくわえと老後の年金だけで、現役時代と同等の生活レベルを維持するには2000万円を別途用立てないといけないというのが、2000万円問題の確信です。

参考資料:株式会社ゴールドリンク

資産運用の手法

資産運用といっても、多種多彩な手法が存在します。
広い意味でいえば競馬に代表される公営ギャンブルも一種の投資と見ることも出来るはずです。
しかしいわゆるギャンブルの類は、偶然の事情に依存するのがほとんどで投資判断の是非が反映されることはほとんどありません。
そのため一般的には資産運用の手法の一貫としてギャンブルの類は峻別されており、あくまで娯楽と評価されるのが一般的です。
リスクをある程度は許容しつつも、ある程度のタイムスパンで資産増殖を目標にするなら株式投資や投資信託、コモディティ投資・国債投資などがメジャーな投資方法といえます。
どの手法にも一長一短があり、どれほどのリスクを許容できるか、によっても最適の投資ジャンルは異なってきます。

株式投資の特徴

株式投資では安く購入して高く売り抜けることで得ることの出来るキャピタルゲイン、毎年2回ほどの分配金を得るインカムゲインの二つで利益を狙うことが出来ます。
安く買って、高く売るのはあらゆる商売に共通するメカニズムなので、ある意味シンプルで分かりやすいといえます。
他方でもちろん株式は毎日のマーケットの影響にされされています。
リスクとは損失はもちろん、利益についても想定される大きさを意味します。
つまり20%下る可能性があるということは20%損をする危険があると同時に、20%の利益を得られる可能性もあるということです。
この上下運動する値幅をリスクと言いますが、値動きの大きさはボラティリティと表現されることがあります。

ボラティリティとは

ボラティリティとは一言でいえば、値動きの大きさを意味します。
ボラティリティが高ければ大もうけするチャンスが広がっていると同時に、大きな損失を抱える危険も持っているわけです。
ボラティリティやリスクの高さでいえば、株式投資は中程度に分類されます。
もっともこれはひとしなみに株式の値動きを評価したもので、いわゆるディフェンシブ銘柄であれば価格変動は少なく、逆に成長株では50%を大きく超えて値崩れすることもあり、一概には言えません。
資産運用として株式投資が剥いているか否かは、どこまでのリスクを許容できるかにかかっています。
「数%の評価損でも耐えられない」という方には株式投資は向いていないかもしれません。
急激な値動きを気にすることになるのは、一つや数種類の銘柄に集中投資するからです。

リスクを分散させて中長期的資産形成を目的にする投資信託

ひとつのカゴに卵をいれるな、という格言もありますが、リスクを分散させて中長期的資産形成を目的にするのが投資信託になります。
投資信託とは国内外株式や債券・リート・コモディティなどに分散投資して、専門家に資産運用を任せるというものです。
この方法のメリットは銘柄選びに頭を煩わされることがないことと、複数の資産アセットに分散投資できるのでリスクを低くできることです。
他方で専門家である信託会社への報酬や管理費用などのコストが発生することです。
分散投資をしているとはいっても、資産対象の値動きに左右されるので当然価格が下ってしまう可能性はあります。
とはいってもいわゆるインデックスファンドであれば、中長期的につみたてていくことで資産購入費用が平均化され、貯金の金利などと比較しても資産成長のチャンスがあります。
短期間で大きな儲けを狙う方には不向きですが、はじめての資産運用の選択肢では有力と評価できるでしょう。

まとめ

ボラティリティの高さでいえば、暗号資産をあげることもできます。
しかし値動きは成長株と比べても極めて激しく、1日で10%以上変動するのはザラで、最近ではほぼ100%価格が下る暗号資産も存在するほどです。
裏付ける資産が皆無であること、ウクライナ戦争で送金手段で利用されたことなどもあって、今後はしばらく手を出さないほうが賢明です。