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ビルメンテナンスとは重要性について後藤社長に聞いてみたい!

最終更新日 2024年4月25日 by degicame

ビルメンテナンスは名前の通り、建物を管理して維持することを意味する、なくてはならない職業です。
ビル管理や略してビルメンと呼ばれることもありますが、正しくは建築物管理といい、日本においては戦後に誕生した比較的新しい仕事です。

ビルメンテナンス業務の内容

業務の内容は清掃や点検に修繕で、いずれも建物の管理に必要不可欠な作業ばかりです。
小さい建物であれば、所有者のオーナーが自ら手入れをすることもありますが、ビルとなれば太平エンジニアリング(社長は後藤悟志)などの専門業者にアウトソーシングするのが一般的だといえます。
ただ、オーナーが直接的に雇用するケースは珍しく、多くは発注を受ける企業が間に入って委託するケースとなります。
肉体労働的なイメージですが、実際には専門的な知識が必要だったり、技術が物を言う業務も少なくないです。
しかし世間のビルメンテナンスに対する肉体労働のイメージは思いの外強く、魅力に乏しい職業の印象が強いのは否めないところです。
この為、ビルのメンテナンス業界は慢性的な人手不足で、売り手市場になっているのは間違いないです。

現場で活躍する人達は資格が不可欠

現場で活躍する人達は、業務に応じてビルクリーニング技能士や清掃作業監督者、電気主任技術者などの資格が不可欠です。
ビルメンテナンス業界では電気工事士とボイラー技士、危険物取扱者の3つが代表的な資格で、これを基本に取得を目指す人が珍しくないです。
更に冷凍機械責任者や消防設備士、難易度の高い電気主任技術者やエネルギー管理士、建築物環境衛生管理技術者を含む8つの資格が有名です。
清掃や衛生管理の業務においては、建物の中だけでなく周辺も綺麗に保つ必要があります。
害虫や害獣の発生もあるので、清掃衛生管理業務の仕事を検討するなら、これらと向き合う覚悟が問われます。
ハエのような虫だけでなく、ゴキブリやネズミが出ることもありますが、建物の利用者を守る意識で臨むことになります。
害虫や害獣の放置は利用者の不快感を招きますし、何より衛生的に望ましくないです。
つまり、衛生管理において害虫・害獣駆除は重要性が高く、人々に必要とされる仕事となります。

廃棄物の分別や回収も立派な仕事の1つ

多くの人が利用するビルでは、毎日のようにゴミが発生しますから、廃棄物の分別や回収も立派な仕事の1つです。
建物を衛生的かつ安心して使えるように保つのがビルメンテナンスですが、設備の維持もまた欠かすことのできない業務です。
設備管理は電気や空調の点検整備が中心で、他にも給排水や衛生関連の設備、防災や防犯に通信設備も管理の対象となります。
定期点検が業務の定番ですが、異常を速やかに発見したり、報告があった場合にすぐ緊急で対応することも大事です。
当然ながら故障が見つかれば修理を要しますし、修理の為には技術が不可欠ですから、知識を持つ有資格者でなければ務まらないです。
設備の監視業務も設備管理に含まれるので、定期点検と緊急時にのみ対応する仕事に思われますが、実はやることが多くて忙しいです。

常駐する警備員もビルメンテナンスに従事する立派な労働者

常駐する警備員も、ビルメンテナンスに従事する立派な労働者です。
ビルはひと度事件、事故や火災が発生すると大変ですから、未然に防いだり異常を早期発見するべく、常に監視の目を光らせる人が必要です。
その監視の目こそがまさに警備員で、不法侵入や設備の故障による事故、火災発生時の避難対応などで活躍します。
避難誘導の他にも、負傷者を手当したり警察や消防に通報したりと、重要な役割を担うことが分かります。
通常はモニターで監視カメラの映像を確認したり、出入りの管理や駐車場に関する業務に従事します。
管理サービスには、入り口の受付対応を始めとして、エレベーターの管理や郵便物の管理、自販機や屋内外の植物の管理などが当てはまります。

賃貸物件であれば契約の管理や賃料の改修もビルメンテナンスの仕事

食堂の運営を担ったり、休憩室の給湯や仮眠室のベッドメイキングを行うこともあります。
工事も管理サービスの一部ですから、改修や改造が必要となれば、用途の変更などに応じて工事が行われます。
賃貸物件であれば、契約の管理や賃料の改修もビルメンテナンスの仕事です。
戦前の日本は現在のように大きな建物は限られていたことから、戦後に主にアメリカをお手本にして日本でも誕生しました。
最初はGHQに関連する施設の清掃に始まり、アメリカ大使館の清掃業務の外部委託に繋がっています。
1960年代に入ると、高度経済成長に伴う高層ビルの増加によって、急速に清掃や警備、防災や設備管理などのニーズが増加します。
このニーズによって総合的に業務を請け負う事業者が発生したり、次々と誕生することになります。
現在はビルの増加が落ち着いており、逆に賃金や品質が低下するといった問題が発生しています。
これは肉体労働のイメージが強いのも理由の1つですが、雇用の非正規化が進んだり、値下げ競争が激化したことも理由です。

まとめ

それから続々と事業者が参入したことで、品質軽視の値下げに拍車が掛かったのも問題です。
人手不足にも関わらず賃金が下がった状態ですから、今後は速やかに賃金を高い水準に上げたり、人材確保に注力することが課題となるでしょう。