日本でも高い評価を受けているユニセフ

ユニセフの歴史を振り返る

ユニセフとは国連児童基金のことで、第二次大戦において被災した子供達に緊急支援を行うため1946年に設立されています。
どの国の子供達もその権利が守られるように150以上の国と地域で衛生や保健、栄養など様々な活動を行っています。

子供達の生存に必要な基本的な社会サービスだけでなく、常に子供の権利を守る代弁者として現状をチェックして具体的な政策提言を行います。
創立50周年に際して活動の重要な指針となる使命が明文化されています。この使命は、世界の多くの国で締結されている子供の権利条約の精神に基づきます。

日本やヨーロッパは戦後大きな経済発展を遂げたため現在はユニセフの支援を受けていませんが、第二次世界大戦後の時期は支援を受けています。
日本の場合は1949年から1964年まで医薬品や食料など様々な支援を受けて、厳しい時代を乗り切ります。
ユニセフの活動は多岐にわたり、事業計画に基づいて各国政府や政府機関と協力しつつ様々な活動を行っています。

世界には安全な水やワクチンがないために幼少時に亡くなる子供がいます。
すべての子供が乳幼児期に安全に守られ十分なケアを受けられるように安全な水や清潔な環境の確保、予防接種の普及など総合的な支援をしています。

日本ユニセフ協会」も参考

栄養不足の子供たちを支援するユニセフ

現在でも毎年多くの子供が重度の急性栄養不良によって命の危機に直面しています。
健康に育つには、栄養バランスの取れた食事が重要です。
栄養不良だと発育阻害や低体重などの問題が起きます。

栄養が不足すると、子供は健康に育つことができず病気にもかかりやすくなります。
栄養が足りなくて体や知能の発達が遅れてしまうと、その後の人生にも大きな影響が出ます。
栄養分野に投資することはとても重要なので、最優先事項になっています。

日本では水を飲みたいときにいつでも清潔な水を飲むことができますが、国によっては汚れた水によって病気になる子供もいます。
小さな子供の中には体調が悪化して命を落とす子供もいます。

ユニセフでは、多くの人々に清潔な水を届けられるように給水施設を作りトレイを設置します。
保健所や学校を通して正しく手を洗えるように衛生的な習慣を広める活動も行っています。

子供にとって教育を受けることは基本的な人権のひとつです。
質の高い教育を受けることで、貧困から抜け出せる確率が高まります。

世界では未だに争いが続いている

昔に比べると小学校に通える子供が増えたものの、未だに小学校にさえ通えない子供がいます。
どの国の子供も平等に教育を受けられるように支援を行い、必要なサポートを提供します。
無差別と平等という基本的人権を認識し、ジェンダーの平等を推進して女性達が社会に積極的に参加できるように支援します。

世界では未だに争いが続き、自然災害も起こります。
紛争や自然災害で最も影響を受けるのは小さな子供です。

ユニセフでは、自然災害などで被害を受けた学校を修繕し、新しく臨時の学校をつくっています。
教育に必要になる教科書やノート、筆記具などを含む教育における必需品を提供し、どのような緊急時であっても教育を受けられるように配慮しています。

紛争地や被災地の子供は、心に傷を負っているケースも多いです。
心のケアの一貫として、カウンセラーの派遣も行っています。
災害や紛争は子供の生活を大きく変え、成長にも様々な影響を及ぼします。

アフリカでの青少年の主な死亡原因はエイズ

緊急時であっても学校に通えば、保護された環境で教育とケアを受けることができます。
教育をしっかりと受けた子供は、その後の社会形成において大きな役割を担うことが可能です。

昔と違って、現在はエイズに対する意識も変わっています。
世界中で感染予防に関する様々な研究と取り組みが行われ、エイズで亡くなる人はかなり減っている状況です。

エイズへの取り組みが各国で進む中、若い人への治療や感染予防の取り組みが遅れている地域もあります。
アフリカでは、青少年の主な死亡原因がエイズです。
エイズのない世代を実現するために、多くのパートナーと共に世界各地で様々な取り組みを行っています。

すべての子供が公平な機会を得られる未来を実現

世界中で問題となっているのが児童労働です。
世界では幼い子供が過酷な労働を強いられているケースが未だにあります。

危険な労働をしている子供は、心身の発達に問題が起きる可能性が高くなります。
国際機関としては、有害な労働から子供を守ることが重要です。

児童労働を減らすために、多くの国では様々な努力をしています。
毎年6月12日は児童労働反対世界デーです。

この日になると、世界各地で児童労働の問題に対する知識を高め共有するために様々な活動が行われています。
ユニセフでは長期スパンで戦略計画を持ち活動を行います。
不利な立場にある子供達の権利を実現することを目指し、多くの国と地域で活動を続けていますが、その活動の柱となるのが独自の戦略計画です。

この戦略計画をもとに、すべての子供が公平な機会を得られる未来を実現できるように働きかけています。
各国の事務所では国内のニーズを考慮して様々なプログラムを作り上げ、目標の達成に向けて歩みを進めつつあります。