それでは、レタッチ複合技の次の段階、A4サイズに写真画質プリントをするために
縦、横のピクセル数を調整する作業に取り掛かりましょう。まず、知っておくべきことは、
ペーパーのサイズです。A4の用紙は、短辺21cm、長辺29.7cmです。
ここでは、計算をしやすくするために、長辺を30cmとしておきましょう。
次に決定するべきことは、プリントの解像度です。ピクセルの説明のところで、
200dpi〜300dpiとしました。今回は、計算しやすいというのもあるし、
これだけあれば、通常のインクジェットプリンターであれば十分だろうという
ところで200dpiとします。
実際にはフォトショップであれば、プリント解像度と、実際のサイズをcmで入力すれば
良いのですが、一応、他のソフトを使用している人もいるものとして、ピクセルで
計算をしております。
必要なピクセル数は、1インチが2.5センチなので
(21÷2.5)×(30÷2.5)= 8.4インチ×12インチ=(8.4×200)×(12×200)
=1680×2400ピクセルということになります。
フォトショップの画像解像度を調節するダイアログで、プリント解像度と、
画像の短辺のピクセル数を決定します。
このときに、長辺(幅)を先にあわせると、短辺(高さ)のピクセル数が
合わなくなります。
フォトショップをお使いの人は、したのプリントサイズのところで、
直接高さの数値と、解像度の数値を入力してもいいですね。
本当は、そちらの方が、ピクセル数をcmからinchに変換して求める計算を
しなくても良いので、楽なのですが、基本的なピクセルとプリント解像度に対する
理解を深めていただくことと、その他のレタッチソフトを使った場合に備えて、
ピクセル数を計算で求めるやり方をしていただいております。ご理解ください。
縦の寸法を合わせると、今度は、横の長さが長くなりますので、切ります。
フォトショップでは、画像サイズを変更するダイアログを表示させます。
私のフォトショップは、初期設定で基本単位をcmに設定してあるので、
赤い円で囲まれている部分をピクセルに切り替えます。
その後に、青い四角で囲まれている部分に、横幅のピクセル数を入力します。
この場合、2535ピクセルから2400ピクセルまで画像を切って、小さくすることに
なりますから、フォトショップは確認をしてきます。
もちろん、この場合、横幅をわずかに切らなければならないので、続行をクリックします。
これで、A4のサイズのプリントに、プリント解像度200dpiでデジカメ写真を
プリントするためのサイズの画像ができたことになります。
ここでひとつ注意点です。
次に、アンシャープマスクや、シャープネスを使った、シャープ処理に移るわけですが、
数値の入れ方で、出来上がりが変わってきますので、気に入らなかったときに備えて、
ここまでのデータをコピーして、バックアップを保存しておきます。
では、次の項ではシャープネスのかけ方について解説します。
よろしくお付き合いください。