この項は、前回の続きのレタッチ複合業です。中間部分をレベル補正で明るくして、
シャドー部分を暗くして締まりを与えましたが、全体的にグレーの幕が
かかったかのような、今一歩のデジカメ写真でしたね。ヌケが悪いという言い方を
プロはしますが、抜けを良くするために、今度はハイライト部分をレベル補正します。
下の図を参照してください。
メニュー補正の調整ウインドウを表示させ、赤い円で囲んであるつまみを左へ
スライドさせると、ハイライト部分が明るくなります。
やりすぎると、ぎらぎらした感じのデジカメ写真になるので、注意してみてください。
そして、ハイライト調整を行ったのが下の写真です。
いかがでしょうか?前の項での元写真と比べてみましょう。
実際にレベル補正前と後を比べると、まったく違う写真に見えることが
ご理解いただけると思います。 今回は、中間部のレベル補正からはじめましたが、
元のデジカメ写真がもう少し明るく写ったものは、シャドー部の調整からかかるのが
私の通常のパターンです。
シャドー部、中間部、ハイライト部、どの部分からレベル補正をはじめるかは、
ケース・バイ・ケースですので、皆様もいろいろ試して見てください。
次に、彩度補正です。この写真の場合、十分に彩度があると私は思いますが、
もう少し、わずかに彩度を高くして、鮮やかな発色にしたいと思います。
彩度をコントロールするウインドウを表示させます。
赤い円で囲んである部分が、彩度を数値で変化させる部分です。彩度の項で説明させて
いただいたときは、わかりやすくするために、敢えて極端な色にしましたが、実際には
5〜10ぐらいのわずかな変化で十分です。
彩度の項でも書かせていただきましたが、色が派手になると、色の派手さに酔ってしまい、
現実にはありえないような色合いになってしまう場合もあります。
気をつけましょう。自分の希望値よりも、少ないかな?位の感じのときのほうが、
経験上、好結果に結びつく場合が多いようです。
それでは、彩度を上げたデジカメ写真をお見せいたします。これくらいでも、十分以上に
鮮やかに写っていますね。
奥左側の赤いチューリップなどは、飽和(色が濃くなりすぎて、濃淡の差がなくなって
つぶれてしまうこと。色が滲んだようにべたっと見える。)寸前になっています。
元のデジカメ写真と比べると、見違えるように鮮やかになっています。
それでは、次の項では、いよいよ、プリントサイズのA4のサイズに
画像サイズを調整して、プリント直前の完成段階で、アンシャープマスクを
かける練習をします。