この項では、前項に続いて、彩度と明度を調整する方法を解説していきたいと思います。
よろしくお付き合いください。
例によって、フォトショップのメニューの、イメージ→色調補正→色相・彩度と行くと、
下のようなダイアログ(調整窓)が現れます。
赤い円で囲んである部分を矢印方向に動かすと、どんどん彩度が下がっていきます。
画面から色がなくなっていきます。最も左端に動かすと、モノクロ写真に
なってしまいます。
青で囲んである部分の数値を入れ替えることによっても、設定値を変化させることが
できます。多くの写真に、同じ効果を与える場合は、数値で行ったほうが、
同じ結果が出せるので、便利ですね。
ちなみに彩度を最も下げたときは、モノクロームの写真になります。
次の写真の通りです。
%-pict-02saido03jpg-%
もちろん、モノクロームのフィルムをデジタルデータにしたときとは、
かなりニュアンスの異なるモノクロームになりますので、各種レタッチを行い、
コントラスト、レベル補正、また、モノクロームにする前の段階で、レベル補正の
特殊な技、チャンネルレベル補正というテクニックを使う必要が出てきます。
そのあたりは、レタッチ応用編のところで、詳しく解説させていただきます。
お楽しみにしてください。
彩度を極端に下げたものの例としては、映画の話になるので、少々恐縮ですが、
硫黄島からの手紙という映画の中で、彩度を下げたカラーの画像で、太平洋戦争
当時の雰囲気を出していました。
彩度をコントロールする技を、うまく使うと、あのように、レトロっぽい雰囲気を
デジカメ写真に持たせることも可能になってきます。
大事なことは、このあたりを項調整するとこういう効果が得られるということを
よく知っておくことです。もし、自分が撮影した写真に、レトロな雰囲気が欲しい場合は、
彩度を思い切って抑えてみるのも一手ですね。
次に明度を解説します。明るさ、暗さを調節するものですが、私個人は、
あまり使いません。というのは、明度を調節するときは、レベル補正を行うことで、
かなりコントロールできるので、明度を調整する必要があまりないのが理由です。
ざっと、こういうものがあるということを知っているだけでも十分いけるでしょう。
フォトショップのメニューの、イメージ→色調補正→色相・彩度と行き、先ほどと同じ
ダイアログを表示させます。下の図を参照してみて下さい。
上のつまみを右へ動かすと明るくなり、左へ動かすと暗くなります。
ちなみに、明るく調整してみたものを紹介させていただきます。
ご覧の通り、白っぽい画像になりますね。ポスターや、何かのデザインで、画像を白っぽ
くして、その上に何か文字を入れて、表現したい場合は有効でしょが、
通常のレタッチでは、あまり使いませんね。ただ、こうなるということは、
頭に入れておくと、何かの弾みで、ポスターを作ることになったときに、
デザインの一手段として、役に立つかもしれませんね。