この項では、彩度の補正、色相の補正の解説をします。簡単に言うと、色の濃さを調整す
ることと、色相は、色合いがおかしいときに良く使います。色相に関しては、現在のデジ
カメではほとんど調整する必要はないと思いますが(オートホワイトバランスが優秀なの
で)彩度については、比較的調整することが多いと思います。
彩度に関して、ひとつ注意をしておきたいと思います。彩度の補正は、
レベル補正のあとに行ってください。
なぜか?レベル補正で、中輝度のレベルを、やや暗めにしたり、
あるいは、シャドー(暗い部分)のレベルを補正すると、彩度が濃く見えたり、
薄く見えたりします。先に彩度を変化させると、あとからレベル補正を行ったときに、
濃くなりすぎたりします。そこで、彩度の補正は、レベル補正の後に行って欲しいのです。
それでは、元画像をお見せします。下のサンプル画像は、レベル補正を
済ませるところまで既にやってあるものを出しています。
フォトショップのメニューの、イメージ→色調補正→色相・彩度と行くと、下のようなダ
イアログ(調整窓)が現れます。
最上部のスライダーが色相を調整するものです。ちなみに、このスライダーを、
右端に持っていったらどうなるか、下の画像をご覧ください。
このような、極端に青が強調されたような色になってしまいます。
逆側に(左端に)スライダーを動かしたらどうなるでしょうか?
下の写真をご覧ください。
このように赤みのついた変なデジカメ写真になってしまいます。
色相の調整は、以前、フィルムをスキャンしてデジタル写真データにしていたときは、
フィルムの経年変化で、色相がおかしくなった写真や、あるいは、
一部リバーサルフィルムで、遠赤外線に反応して、マゼンタ(紫系の赤のことを
マゼンタといいます。)がかってしまった写真を修整するときによく使用しましたが、
現在のデジカメの色表現は正確ですので、ほとんど使うことがなくなりました。
まあ、こういうものだと知っていてもらう程度でよいと思います。
その下が、彩度を調整するスライダーです。
ためしに、彩度を高くしたものを、下に掲載させていただきます。
ご参照ください。
こうなります。ちょっと、極端ですね。これは、彩度の調整数値を63まで上げたのですが、
ちょっとコテコテすぎて、油絵か何かのようになってしまっています。
色の刺激とインパクトは強烈ですので、極端にデジカメ写真を調整して、上のような
コテコテになってしまった写真を時々見受けますが、極端なものは避けたほうが
いいですよね。
もちろん、意図的に、こういった極端な画像を狙って作る場合はOKなのですが、
彩度の調整は知らず知らず、行き過ぎになってしまいます。注意してください。
それでは、、次の項で、適切な彩度の調整と、明度について、解説させていただきます。
よろしくお付き合いください。