この項では、シャープ処理について解説させていただきます。シャープ処理は、
印刷を行ったり、あるいは自家プリント(インクジェットプリンタなどでですね)
を行うのに、必ず必要といっていいくらいの処理なのです。
解説に入る前に注意を書きます。
シャープ処理は、サイズを小さくしたり、あるいは、データをプリントする、
あるいはデータを提出するなどの、データを最終処理する前の段階で、
かけるようにしてください。
印刷用データの場合、YMCK処理のあとにかけるのが鉄則です、
YMCK処理とは、印刷用原稿へデータをコンバートすることです。
随時、解説していきます。
通常、デジカメで写真を撮るとき、基本的に一番良いのは、良いレンズを使い、
きちんとした姿勢で、シャープに撮ることですが、運悪く、ピントが甘くなって
しまうことってありますよね。
あるいは、インクジェットプリンタで自宅でプリントする場合も、写真画質用の
ペーパーといえど、若干のインクのにじみなどが出るので、シャープさは、
意外に落ちてしまうものです。
そういったときに、シャープネスをかけるレタッチ方法があります。
(もちろん、極端なピンぼけ、ブレは救いようがありませんが)
次の2枚の写真を比較してください。わかりやすいように、比較的大きな
画面サイズで、掲載します。
上の写真は、シャープ処理をしなかったもの、下の写真は、シャープ処理をしたものです。
上の写真の方が、若干シャープさが足りないように見えます。よく、ネムイ写真という
言い方をしたりします。
もう少し、わかりやすくするために、画面の一部を拡大してみましょう。
桜の枝の部分を拡大したものです。上の写真に比べ、下の写真の桜の
花の小さな一つ一つの形が、鮮明に見えているのにお気づきでしょうか?
上の例がシャープネスがあるかないかで、デジカメ写真の見え方に大きく違いが現れる
実際の例ですね。一般に、大きなサイズの画像を、フォトショップなどで、
リサイズしたり、あるいはリサイズ専用のソフトなどで小さいサイズの画像に
するときも、画像のシャープさは落ちます。
フォトショップを使った画像サイズの変更のところでも解説しましたが、
ほとんどの場合、バイ・キュービック方というやり方で、データを間引いて
デジタル画像をリサイズするのですが、そのときに、ピクセルを間引きますので
シャープさは、落ちるわけですね。
そこで、フォトショップなどの画像編集ソフトで、シャープさを補正するのですが、
いくつかのやり方があり、メリット、ディメリットがありますので、
次項からそれらを順次解説していきます。ここでは、シャープネスの必要性について
理解してくださいね。