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デジカメ写真とヒストグラム part4

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デジカメ写真とヒストグラム part4

さて、前項で、必ずしもヒストグラムが適正の位置ではない場合が、写真としては
適正(ここで言う適正とは見た目の明るさが表現されていることを意味します。)
である場合もあるという話をしました。

今回は、さらに意図して極端な撮影法を行った場合にどうなるかということを
書かせていただきます。まずは、下の写真を参照してください。


上の写真のようだと、別段何ということもない葉桜の写真ですね。
ちょっとヒストグラムを見てみましょう。


上のヒストグラムを見ていただくとわかると思いますが、明るい部分が、
白く飛びかけていて、ハイライトの成分が非常に多いのがわかります。

しかし、グラフが右端にべったりと張り付いた状態ではないことから、
この写真は白飛びをしたモノではないことがわかりますね。

もちろん、これはこれで、悪い写真ではないのですが、もっと極端に露出を
プラス方向へ補正して(明るくなるように補正することですね。露出補正の項
参照してください。)ぎりぎりの明るさにしたものを次にお見せしましょう。


この写真は、意図的にハイライト(明るい部分)を白く飛ばすように撮影しています。
残った桜の花びらが、透き通るように美しく写ることを計算に入れて、少し、極端に
露出を補正しました。(このタイプの極端な写真は好き嫌いが分かれますが)
ちょっと、ヒストグラムを見てみましょう。


赤い円形で囲んである部分が、この写真のデータが白く飛んでいることを示していますね。
この部分は、もうデータがなくなってしまっています。

しかし、写真本体を見ると、飛んでいるのは、背景の明るい部分で、葉桜は
飛びそうで飛ばないという、ぎりぎりの状態を保っています。

こういう状態を、「ハイライトに粘りがある」という言い方をしたりしますが、
フジファインピクスは、このように、白く飛ぶぎりぎりで持ちこたえてくれる
性質がありますね。

余談になりますが、輝度信号のCCDと通常のCCDが別構造になっている
フジファインピクスプロならではの画像です。

フィルムユーザーの方は、リバーサルフィルムのプロビアや、トレビという
銘柄のものが、比較的、ハイライト部分に粘りがあることを知っていると、
絵作りに役立つかも知れませんね。

このように、ヒストグラムは、デジカメ写真のデータを分析するときや、
レタッチを行うときに、重要な役目を果たします。

ただ、ヒストグラムが適正内にあれば、よい写真だという、単純な判断の
材料にはしないでください。

写真を撮影するのは、あくまでも撮影者です。よしあしをまず判断するのも、
撮影者だということを、理解しておくと、良いと思います。

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