この項では、画面の解像度と、プリントの解像度の違いについて
解説させていただこうと思います。
この関係は、意外にわかっていない人が多いと思うので、小さいピクセル数の
デジカメ写真をA4サイズにプリントしようとしたりして、
なんだか、はっきりしない画像になってしまったとか、
ピクセル数と、印刷の解像度に関しての理解していないが故の、
思わぬ失敗の経験がある人が読むと、ああ、なるほどと、わかると思います。
今回は、少しややこしいかも知れません。極力わかりやすく説明していきますので、
がんばって読んでみてくださいね。
まずは、下の画像を見てください。
まず、上の写真ですが、もちろん原寸では画面に入りませんので、縮小してあります。
それぞれ、横と縦がそれぞれ3648ピクセルと2736ピクセルになります。
ピクセルとは、前項でお話したとおり、デジカメ写真の画像というのは、
小さな点の集まりで、その小さな点が、どれだけあるかという個数ですね。
3648×2786=9980928 で、この写真が約1000万画素あるということになりますね。
正確には、約998万画素なのですが、まあ、実際にはおおむね1000万画素ある
ということですね。
では、128cm×96cmが何を意味するかというと、もし、実際の寸法で、パソコンの
ディスプレイに表示すると、この大きさになりますよ。ということです。
パソコンの画面は72dpiですから、もし、上の写真を実際の大きさで見ようとすると、
途轍もなく大きなディスプレイが必要になるわけです。
もちろん、そんなディスプレイは、一般にはありませんので、パソコンはこの大きな
写真を縮小して表示してあるわけです。
では、プリントをするときはどうなるのか?問題はそこですね。
一般に、プリントに必要な解像度は、200dpiから、350dpiです。つまり、ディスプレイで
見るだけなら、1インチあたり72個の点でよかったのが、プリントをするとなると、
1インチあたり、200個から350個の点で表示しないと、きれいにプリント
できないわけです。
もし、仮に、350dpi、つまり、1インチあたり350個の点でプリントをするとしたら、
上の写真の画素数で、どれくらいの大きさのプリントになるのでしょうか?
下の図をちょっと見てください。
350dpiでプリントすると、上の写真は25.74cm×19.3の大きさに
プリントできることになります。
なぜ?そう、350dpiは、72dpiの約5倍ですね。実際にペーパー上にプリントするとき、
5倍の解像度が必要になるとすると、プリントの大きさは、ディスプレイ上の大きさの
約5分の1になってしまうのですね。
A4のペーパーが約21センチ×30センチですから、A4よりもやや小さいくらいです。
実際には、350dpiというのは、プロフェッショナルな、印刷の時の解像度ですから、
普通に、家庭用の写真画質プリンターだと、200dpi位で十分な画質が得られます。
そのときはどれくらいの大きさになるのでしょうか?
200dpiは、72dpiの約3倍の解像度ですね。そこで、縦、横の長さを、3で割ってやれば
よいのです。
128÷3=42.6(約ですね) 96÷3=32
つまり、42.6cm×32センチの大きさのペーパーまでデジカメプリントできますよ。
ということになります。
ここで、おさらいです。
デジカメ写真テクニックの一番最初のところで、私は、最高の解像度で保存するようにと
書きました。
つまり、きれいにプリントするためには、パソコンのディスプレイの3倍から5倍の
解像度が必要になるわけですね。
もしも、仮に、パソコン上の実サイズが、12cm×9cmのデジカメ写真だと、
プリントできるのは、3分の1の4cm×3cmの写真になってしまいます。
まるでプリクラ写真みたいですね。
画素数の大きなデジカメのほうが、大きなペーパーにデジカメプリントが
できるというのは、こういった理由からです
では、次回は、ペーパーの大きさを決めておいて、それに必要な画素数を
計算して求める練習をしてみましょう。
慣れれば、単純な算数の世界です。がんばってください。