
この項では、広角レンズと、望遠レンズの描写の違いを説明し、その効果的な使い方を
書かせていただきます。
上の写真は、広角レンズで撮影したものです。広角レンズの特徴は、被写界深度が深く、
広い画角(写る範囲)を持つことは、今までの項で申し上げた通りなのですが、
遠くにあるものは、より遠くに、近くにあるものはより近くにと、強調する写り方
をします。
上の写真のような、どこまでも続くような茶畑を表現したいときに、手前の茶畑に
非常に接近して、遠くまでを画面に入れるようにして撮影すると、遠近感の強調された
広々とした印象を与える写真をとることができます。
広角の好きな人は、このように、主となる被写体に極力接近して、遠くまで写すと、
レンズの高角度が広ければ広いほど、少々現実離れしたような遠近感の写真を
撮影することはできますね。
広角レンズは、画角が広いだけではなくて、遠近感も強調できると知っておいてください。

一方望遠レンズは、画角が狭く、遠くのものを大きく写すのと同時に、遠くにある
ものと、ものの間が狭く見えるという特徴があります。
言葉では非常にわかりにくいので、上の白鳥の写真を見ていただくとわかるのですが、
白鳥が密集しているように見えます。実際には、このように触れ合わんばかりに
泳ぐことはないのですが(外的に襲われたときに逃げにくくなる、飛び立ちにくくなるの
で)望遠レンズで見ると、距離感が圧縮されて、非常に近くに見えます。
沢山の花が折り重なるように咲いているときなど、この手法を使うと、より、強調した
写真をとることができます。
このように、広角、望遠レンズの、遠近感と写り方の違いを理解しておいてください。
広角レンズは、接近して写して、広い範囲を写したときに、非常に効果を発揮することが
ありますので、うまく利用して見てくださいね。