
この写真は、シャタースピード優先の撮影の項で紹介させていただいたものですか、
最大級に難度の高いものです。しかし、きちんとした手順で行えば、一般の皆様でも
習得可能だと思いますので、さらに詳しく、解説をさせていただきます。
流し撮りと呼ばれるテクニックで、スポーツ写真や、レーシングの写真などでは
頻繁に登場します。このようにブレを利用して、画面に動きを出すと、写真は
本来静止したものであるのですが、まるで動いているかのような印象を
見る人に与えます。
スケーターが自分の前を通過する時間をおおむね計測します。
前項で紹介させていただいたとおり、「じいちゃん」という間に、このスケーターの
お兄さんが通過しましたので、約0.5秒、つまり1/2秒と計算、さらにそれよりも
やや早いスピードで切り取ろうと、シャッター速度優先モードを選び、シャッター速度を
設定しました。1/15秒というシャッタースピードです。
一般に、1/60よりも、スローなシャッタースピードをスローシャッターといいますが、
ブレが生じやすくなります。そこで、一脚という足が一本だけのカメラの支点になる
装置(道具?)を使い、その一本の足を軸にして、スケーターの動きに合わせて、カメラ
のレンズを振るのです。
コツは、スケーターに合わせて振りはじめて一呼吸遅くシャッターを切り、シャッターを
切り終わっても、スケーターの姿をファインダーに納めつづけることです。
慣れないと難しいのですが、道路を走っている車を、1/30秒くらいのシャッタースピード
で撮影する練習を繰り返すと、直ぐに感ができると思いますよ。
必ず、一定方向に一定のスピードで振ること。そのタイミングが、被写体の動きと
合っていることが、うまく撮影するためのコツみたいなものです。