ISO400で花火の撮影をやるとどうなるのかというのを、ここでは解説させて
いただこうと思います。データも書いておきますので、大体の目安にしてください。
花火の撮影は、とにかく設定をいろいろ変えて、たくさん撮るのがいいようです。
毎年同じ場所で同じデータで撮れるのであれば、変わった撮影方法も考えられますが、
初めての場所で、いいものをということになると、とにかく数を撮るしかありません。
大事なのは、設定をその都度メモしておき、無駄ダマを極力避けること。直ぐにメモリー
カードがいっぱいになってしまいます。
そして、こうやるとこう写るという経験をつむこと。デジタルは結果が直ぐわかるので
まだいいのですが、フィルムの場合、現像するのは、花火が終了した後になるので、
撮りなおしがききません。データをいろいろ変えて満遍なく撮ることですね。
私はそのデータが、こうやって皆様に紹介できて、ラッキーなのかもしれませんね。

上の写真はISO400で、絞りは約F11、おおむね10秒です。ISO400くらいになると、
夜空が花火の炸裂したときの火花の影響で、赤くなったり、白っぽくなったりなどの
変化が出てきます。
花火の光源の部分は、白く飛び気味に写りますが、全体の雰囲気がドラマチックに
なります。

上の写真もデータは同じなのですが、白っぽい色の花火なので、夜空が白っぽく明るく
写ります。花火の光源の色そのものは、ISOを使用したときに比べて薄くなりますが、
全体の雰囲気としては、私はお好みの設定ですね。

上の写真はF11で、バルブシャッターを開きっぱなしで、キャップをつけたりはずしたり
したものです。花火本体の色とともに、花火の色が大空に残り、この写真の場合は、
緑色の背景になっています。
ひとつ失敗だったのは、建物の屋根が写ってしまったこと。撮影時は、実際には
真っ暗なので、建物の屋根が写りこんでいることがまったくわかりません。
レタッチで削除しようかとも思いましたが、読者の皆様に、失敗例を敢えてお見せして、
同じ失敗をしないようにというつもりで、敢えてそのままに残してあります。
上の写真も絞りをF8まであけた状態です。空に残った、花火の煙の破片も、
雲がたなびくように写ります。このように、設定をいろいろ代えるだけで、
バリエーション豊富な花火の写真を撮影することが可能です。
特に注意することは、ケーブルレリーズを使ってシャッターを切ること。シャッターを押
しっぱなしになるので、カメラ本体のシャッターボタンを押しっぱなしにすると、
カメラがぶれますね。たいていのケーブルレリーズは、シャッターを開いたままにロック
する機構がついていますので、それを使用して、10秒とか待つと良いでしょう。
また、長時間シャッターが開いたままになりますので、カメラ本体をしっかりした三脚
に固定して撮影してください。