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デジカメ写真と被写界深度を浅くした撮影方法

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デジカメ写真と被写界深度を浅くした撮影方法

今回は、絞りを浅く(Fの数字を小さくする)して、被写界深度を浅くした場合の
写真の写り方の違いや、望遠を使った場合の、被写界深度のことを、実際に写真を
例にあげて、ケーススタディという形式で、説明させていただきます。理論も大切ですが、
大事なのは、こういう状況でこうすると、こういう風に写る・・という事例を、たくさん
知っておくことです。そういった事例に関する経験や、知識が多いほど、新しい事例に
応用できることが増えますので、そういった観点で、拙文を書かせていただいております
ことを、ご了承ください。


まず、上写真。レンズは180ミリF2.8という、非常に明かるい(絞りを開放にしたときの
Fの数字がちいさい)レンズを使っております。画角は、1.5倍になりますので、
約300ミリ弱ということになります。
ピントは、丸で囲んだ部分にあわせています。

背景のボケに注目してください。背後のコスモスの形がかろうじてわかる以外は
ほとんどアウトフォーカス(ピントが合っていないこと)になっていて、
完全に緑色の濃淡になっています。

少々マニアックな話をすると、同じ180ミリF2.8のレンズでも、レンズ設計に
よって、背景のボケ方にレンズの個性が現れるのです。

それはさておき、花などのクローズアップ写真(マクロ写真)を撮影するのが
お好きな方は多いと思います。せっかく一眼レフタイプのデジカメを手に入れたなら、
レンズをいろいろ交換して、ボケ味の違いを楽しんで見るのも、一興だと思います。

次に、もう少し、焦点距離の短いレンズを使った事例を説明させていただきます。


この例の写真は、50ミリのマクロレンズで撮影しています。
絞りはF2.8で、開放です。
背景が大きくボケつつも、茎のかたちなどが残っています。
ピントは丸印の位置であわせています。

このようにレンズの焦点距離によってボケ方も大きく変わってきますので、
その変化を頭に入れて、作画をすると、より、良いデジカメ写真が
撮影できると思います。

次に、使っている人が多いであろう、高倍率ズームレンズでの
背景をぼかした例(被写界深度を浅くした事例)を解説させていただきたいと
思います。


上の写真は数年前に撮影したもので、カメラはNikonのD70s、レンズはシグマの
28ミリから、200ミリまでの高倍率のズームです。デジカメ一眼レフに取り付けると、
1.5倍でおおむね、42ミリ〜300ミリのズームレンズの画角(写る範囲)になります。

こういった高倍率ズームは、レンズ設計の限界上、絞りをすべて開放にしたときの
Fの値が大きいのです。

開放値がF2.8のレンズに比べると、背景のボケ方は開放のF6.3という絞りの値で
撮影していますので、まだ、背後がわかるレベルの写真になります。

それでも、背後がボケた中に、梅の花がすっと現れる感じは出ますので、少し絵心の
ある人でしたら、直感的にこういった作画をなさる人は多いと思いますね。

この手の、高倍率ズームレンズで、大きなボケを得たい場合は、ズーム値を望遠側にして、
極力接近して撮影すると、ボケを生かした写真が撮れますね。

特に最近の高倍率ズームは、最短撮影距離が短いので、かなり接近して撮影が可能です。
(最短撮影距離というのは、これ以上接近するとピントが合わないという
限界距離のことです。マクロ専用のレンズは、さらに接近して撮影ができるよう、
設計してあるのです。)

上の写真のように、最近多くの人がお使いの、高倍率ズームでも、
かなり背景のボケを生かした、被写界深度の浅い写真を撮影できますが、
もし、懐に余裕がある場合、花のデジカメ写真などを多く撮影する人は
マクロレンズを持っていると、より、意図に合った撮影が可能かも知れません。

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