
この項では、パンフォーカスとピント位置についてお話させていただこうと思います。
パンフォーカスとは、手前から奥までピントが合った状態をいいます。コンパクトデジカ
メは、比較的パンフォーカスの状態を作りやすいのですが、前項でも書いたとおり、CCD
の画面サイズが大きくなる一眼レフタイプは、絞りを絞らないと、なかなかパンフォーカ
スにはなりません。少し、整理して見ましょう。
被写界深度が深いもの
CCDが小さいもの(フィルムのカメラの場合フィルムサイズですね)。
広角レンズ
被写体までの距離が遠い場合
被写界深度が浅いもの。
CCDが大きいもの(余談ですが、フィルムの6cm×7cmという大きな画面の場合、非常に
被写界深度が浅いです。)
望遠レンズ
被写体までの距離が近い場合。
となりますね。上の写真の場合、レンズは35ミリで撮影をしています。デジカメ一眼レフ
でいうと、24ミリの広角レンズを取り付けると、おおむね1.5倍で36ミリくらいの
広角レンズになります。
前項でもお話したとおり、F8〜F11まで絞ると、被写界深度は深くなりますので、
上の写真はF11で撮影しています。35ミリの広角レンズですと、
F11で大体2メートル位の位置にピントを合わせると、
そこから遠くは無限大になるといいます。
実際には、もう少し遠くにピントを合わせてもいいのですが、手前にピントの甘いものが
あると、写真全体がピントが甘いような気がしてしまうので、丸で囲んだ木の葉の部分に
ピントを合わせました。
デジカメ一眼レフの場合、35ミリレンズの画角(写る範囲)といっても、実際は
CCDサイズの関係でそうなるだけで、24ミリの超広角レンズがついているのと同じ
になるので、被写界深度はさらに深くなり、上の写真のように、手前から奥まで
ぴしっとピントが合った写真になるわけですね。
風景写真を撮影して楽しむアマチュアのカメラマンの方は多いと思います。
ただし、デジカメの場合、絞りの数字が極端に大きくなると、回析の影響で
ピントが逆に甘くなる場合がありますので、注意してください。