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デジカメ写真と一眼レフデジカメの絞り優先について

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デジカメ写真と一眼レフデジカメの絞り優先について

この項では、被写界深度と絞り優先モードについて解説させていただきます。
コンパクトカメラの項でも、被写界深度については、解説させていただきましたが、
デジカメ一眼レフの場合、コンパクトタイプデジカメの被写界深度に比べて、
非常に大きな変化が得られるため、私個人は、一番実用になるモードだと思います。
実際、私個人はほとんどが絞り優先モードで、大きなストロボシステムを使う
スタジオではマニュアル撮影、特殊な状況で、シャッタースピード優先を使い分けます。

一番使いやすく、なおかつ、私の拙文を読んでくださる読者の皆様にとっても
一番使うモードになると思いますので、解説のほかに、作例をいくつか紹介
しつつ、解説をするというスタイルで、話を進めさせていただきます。

読者の皆様は、細かい理屈も大切ですが、こういう状況ではこうやると、
こんな結果になる・・といった具合の、ケーススタディとして見ていただけると、
読者の皆様が写真と撮る時の実際の参考にしやすいと思います。

そういう意図をもって、この項では話を進めさせていただきますので、ご了解ください。
では、早速下の写真を見てください。


グラジオラスの写真ですが、白く丸で囲んだ部分にピントがあっています。ちなみにレン
ズはトキナーAT-X Proで、焦点距離は70ミリ(デジカメ一眼レフは1.5倍になるので、
約105ミリ相当)絞りはF2.8です。丸で囲んだピントの合っている部分意外は
ボケているのがおわかりかと思います。

これは、ピントの合う範囲、被写界深度が、非常に狭いために、ピントの合った部分
意外は、被写界深度の外に出てしまうということです。

被写界深度は、絞りを絞るほど(Fの数字が大きくなるほど)深くなり、また、
広角レンズになればなるほど、深くなる(ピントの合う範囲が広くなる)
性質があります。

また、被写体までの距離が近ければ近いほど、被写界深度は浅くなります。
逆に、被写体までの距離が遠ければ遠いほど、被写界深度は深くなります。
このあたりは、後から実例を挙げて解説をさせていただきます。

ここでは、絞りと、ボケの性質の違いをとにかく頭に入れてください。
次の写真をまずは参照願います。


ややアングルが変わっていますが、同じ場所で、同じレンズで同じ花を
撮影したものです。丸で囲んである部分にピントがきています。
この場合、絞りをF8までしぼっています。後ろの草花の形が
見えてきていますね。これは、被写界深度が深く(ピントの合う範囲がひろく)
なったためで、実際に絵作りを行う場合は、このように、絞りをコントロール
して(Fの数字を変えて)作画を行い、写真の雰囲気を変えて撮影します。

コンパクトデジカメの項でも書きましたが、一眼レフタイプのデジカメは、
絞りの値を変化させたときに起こる画像の変化が非常に大きいので、
絞りなどの使い方を覚えると、非常に作画がしやすいという特徴があります。

コンパクトデジカメにくらべ、とっつきは悪いかもしれませんが、慣れてしまうと
自由に作画ができるので、楽しいです。

ただ、絞りについての注意点としては、絞りすぎないことというのが
いえるかもしれません。風景であればF8〜F11までが、レンズの最高の
性能を発揮する絞り値で、それ以上になると、レンズの中で光が渦巻状に
回転する、回析という現象が起こって、ピントが却って甘くなるといいます。

大きなサイズのフィルムの場合は、パン・フォーカスにするために、絞りを最高の
F22とかF18とか(レンズによって違いますが)まで絞ることもありますが、
デジカメのレンズに関していえば、F11までくらいが良いようです。

次の項では、パンフォーカスの例をケーススタディで解説させていただきます。
よろしくお付き合い願います。

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