デジカメ一眼レフタイプの露出について、この項では書かせていただこうと思います。
基本的に、この解説は、初心者向けに話を進めていますので、極力砕いて話をすすめて
いきますので、ご了解ください。
さて、コンパクトカメラ編での露出については、細かいことを敢えてあまり
書きませんでしたが(自動化されてる部分が多いのでというのが主な理由)
一眼レフタイプのカメラを使っている方、あるいは、これから導入を検討されている
方もいらっしゃると思いますので、もう少し、突っ込んだ話をしていきます。
露出というのは、簡単にいうとCCDにあたる光の量です。その光の量は、
絞り(レンズを通過する光の量)と、シャッタースピード(CCDに光を
当てている時間をかけたものが、最終的な光の量になります。
バケツに水を汲むようなものだと想像すると、よくわかります。
蛇口の水量が絞り、バケツの量が光の量、バケツいっぱいに水がたまる時間が
シャッタースピードということになります。
CCDを18リットルのバケツにたとえると、絞りである蛇口から、毎秒3リットルの水が
出るならば、水がいっぱいになるまでに6秒かかりますね。
式に直すと次のような感じです。
蛇口(絞り) × 時間(シャッタースピード)=適正光量
3リットル × 6秒 =18リットル
全体が18リットルになる組み合わせは、何通りも考えられますね。
6リットル × 3秒 =18リットル
2リットル × 9秒 =18リットル
などなど
写真の絞りとシャッタースピードの関係も、必ず適正な光量があります
たとえば 絞りF5.6 シャッタースピード1/60で適正な光量になるとします。
数式で書くと次のようになります。
F5.6 × 1/60 =適正光量
絞りを一段絞ると、シャッタースピードは半分のスピードになり、光をCCDに
当てる時間が長くなります。
F8 × 1/30 =適正光量
さらに一段絞ると、シャッタースピードはさらに遅くなります
F11 × 1/15 =適正光量
といった具合です。絞りの数字が大きくなると、光の量(蛇口の水量)が減るので
シャッターを開く時間が長くなるのです。
最近の一眼レフタイプのデジカメは、数値で絞り値を設定するために、すこし
イメージしにくいかもしれませんが、レンズの周囲に数字のある昔のマニュアル
カメラを想像してもらうとわかると思います。
絞りの数値が一段増えるということは、光の量が半分になるということですね。
さて、適正光量になる数字の組み合わせが何通りもあるというのはわかりますが、
この絞りやシャッタースピードの違いは、写真の出来上がりに非常に大きな影響を
与えますので、状況に応じた組み合わせが必要になります。
上の花火の写真などは、ISO100の感度、絞りF8で、約8秒シャッターを
開いていました。夜間で暗い状況なので、ある程度の光をためる
(バケツの水と同じですね)のに、8秒かかってしまったのです。
これは、実はフィルムでの撮影なのですが、基本的にフィルムとCCDは
同じ働きをしますので、ご理解いただけるかと思います。

上の写真はISO400で、絞りがF8 1/1000という高速シャッターで撮影したもの。
感度が高く、光の量が十分(水量が十分)だと、このように、高速の
シャッタースピードで飛んでいる鳥を、写しとめることができるのです。
同じ水量でも、シャッター速度が違ったり、感度、その他が違うと、
まったく違う写真になるわけですね。デジカメ一眼レフの場合、
コンパクトタイプに比べて、その変化の量が非常に大きくなりますので、
うまく使うと、非常に高度な写真を撮影することができるわけです。