
デジカメ写真を撮っていて、アマチュアの皆様が一番困るのが、曇天の日だと思います。
空の明るさと、地面の明るさの差が非常に大きく、空をちょうどいい具合にすると、
地面が暗く写ってしまうし、地面を明るく写すと、空が真っ白に飛んでしまう。
人間の目というのは、便利なもので、こういう場合は、地面の明るさと、
空の明るさを脳の中で調整して、ちょうどいい具合に見えるような気が
するものなのですが、デジカメは機会なので、空と地面を別々に見て、
ちょうどいい頃合で脳内で合成するというような芸は、当然できませんね。
そこで、撮影時にいろいろ補正をして、ちょうどいいバランスを探す必要が
出てくるわけです。
上の写真は、空が真っ白に飛ぶぎりぎりの部分で撮影したのですが、まだ地面が
少し暗いですね。そこでもう少し、明るくしてみます。

上の写真では、空のトーンも半分飛んでいるとはいえ、わずかに残り、
そして、地面も明るく見えてきましたね。
それでは、もう少し、地面を明るくして撮影してみたらどうなるか、やってみました。

ここまでくると、地面はきれいに見えますが、空が真っ白に飛んでしまい、写真として
面白くありませんね。上半分が真っ白の写真になってしまうので、バランス的にどうか?
というところですね。
実際には、曇天の日の撮影の段階で、すべてを一画面に収めるのは難しい場合は
多々あります。デジカメのない時代は、ハーフNDというフィルターで、
空の明るさを落とし、飛ばないようにしつつ地面を明るく撮影するという
技もあります。一眼レフタイプのデジカメでしたら、可能ですが、
通常のコンパクトデジカメでは不可能ですね。
そこで、どうするか・・・・・。問題ですね。デジカメの場合は、真っ白に
飛ばないように撮影しておいて、あとからパソコンでレタッチをかける。
もしくは、なるべく空を入れない構図を考えるというのがいいようです。
レタッチのノウハウは、撮影編の終了後に、レタッチ編で詳しく
解説をさせていただきます。よろしくお付き合いください。
ちなみに、レタッチを行うと、下のような写真になります。

このように、空のトーンを微妙に残しつつ、地面もはっきり見えるように
なります。4枚の写真を比較すると、違いがわかっていただけると思います。
レタッチのことについては、後日詳しく別項で話をしますので、
よろしくお願いいたします。