露出について
デジカメ写真を撮るとき、カメラは露出を決めてくれます。では、露出とは何?
今回は、そのあたりを書いていこうと思います。
まずは、下の三枚の写真を見てください。
写真を上から見ていただくとおわかりいただけると思いますが、上から暗め、適正、
明るめという具合になっています。ちなみに、カメラのクセを知ろうというコーナーで、
暗めに写ったり、明るめに写ったりすると書きましたが、実はこのことです。
暗く写るのを、アンダー、適正は適正、明るく写るのはオーバーという言い方をします。
デジカメは、絞りと、シャッタースピードで、CCDに当たる光の量を調節しています。
この絞りと、シャッタースピードの関係は、下記のようになります。
絞り×シャッタースピード=適正量の光
絞りとは、簡単に言うと、レンズにとおる光の量を調節する装置です。デジカメの
背面パネルなどによく、F2.8とか、F5.6とか表示されているのを見たことがあると
思いますが、この数字が大きいほど、レンズを通過する光の量が少なくなります。
では、シャッタースピードとはなにか?光を電気信号に変換するCCDの前に、シャッター
と呼ばれる幕があります。シャッターの幕が開く時間が長いほど、たくさんの光が
CCDに当たることになりますし、シャッターの幕が開く時間が短いほど、
CCDに当たる光の量は少なくなります。
デジカメ写真を撮るときに、自分の撮りたいものを自分が見たとおりの明るさで
写せた状態を適正といいます。
絞りの数字が大きく設定すると、レンズを通過する光の量が少なくなり、
デジカメはシャッターのスピードを遅くして、シャッター幕が開く時間を長くして、
より多くの光をCCDに当てて、適正な光の量を得ようとします。
逆に、絞りの数字を小さくした場合、レンズを通過する光の量は増えて、
カメラはシャッタースピードを速くして、シャッターの幕が開く時間を短くして
CCDに当てる光の量を一定にしようとします。
このカメラの判断が適切なときは、適正な写真に、光の量が適正よりも少ないと
アンダーの(暗めの)写真になり、光の量が適正よりも多いと、オーバー(明るめ)
の写真になります。
簡単な掛け算といっしょですね。
絞り(光の量大)×シャッタースピード高速(光の量少ない)=適正な光量
絞り(光の量小)×シャッタースピード低速(光の量多い) =適正な光量
この適正な光の量は、自動で撮影する場合、カメラが判断するわけですが、カメラにも
判断基準というのがあり、それが機種ごとに違うので、明るめに写るクセのあるもの、
暗めに写るクセのあるものが存在するわけです。
では、なぜ、光の量を調節するときに、絞りとシャッタースピードの組み合わせで
光の量をコントロールをするのか?どちらかだけではだめなのか?という、疑問が
出てくると思います。
実は、絞りを大きくしたときと、小さくしたとき、あるいは、シャッタースピードを
早くしたときと遅くしたときでは、撮影できる写真が違ってくるからなのです。
そのために、絞りとシャッタースピードの組み合わせで適正な光の量を決めるわけですね。
光の量を決めることを露出といいます。今後、説明の中で、露出という言葉が出てきたら、
シャッターと絞りの組み合わせで、光の量を決めることだなと、理解してください。
絞りを先に決めて、シャッタースピードをカメラが決めてくれる自動露出機能と、
シャッタースピードを先に決めて、絞りをカメラが決めてくれる自動露出機能については、
これからの絞り優先撮影の記事と、シャッタースピード優先撮影の記事で、詳しく
解説していきますので、よろしくお願いします。